デザイン縮毛矯正
 
ひとくちに縮毛矯正と言っても色々な方法があります。
 
縮毛をまっすぐに矯正するのは薬剤の進化で、あんまり考えなくてもスゴく簡単に出来るようになりましたね。
 
今回、紹介するのはクセを抑えながらデザインに合わせて伸ばし具合をコントロールする方法です。
お客様から見ると、「なんか色々やってるっぽい」ようにしか見えないのですが、かなり色々やってます。
説明は長くなりますが、実際の施述時間はそんなにかかりません。仕上がりには自信があります。興味のある方、読んでみてください。
 
 
 


まず大事なのは最終的なスタイルの確認
今回は後ろにボリューム感を残しながら
ハチの張りを抑えてやさしい雰囲気に簡単にまとまるボブです。
 
ビフォー状態の確認
日本人の場合、全体が同じクセの方は少ないですね。
顔まわり、サイド、ネープなど、場所によってクセ毛の状態は違います。左右でも違います。
細毛、剛毛、うねる、大きくうねる、ジリジリ(いわゆる縮毛)など色々な種類のクセ毛が混在している方がほとんどです。
さらに骨格や つむじの流れを考慮し、最終的なスタイルに合わせたクセの伸ばし具合も考えなければなりません。
 
ドライ状態でのクセの確認
最近はご自分でアイロンで上手に伸ばしてる方が多いですよね。ご自分でどれぐらいスタイリングするかによってもクセの伸ばし具合やデザインも変わってきます。ダメージ具合や髪の太さ、硬さ、クセはドライ状態で確認します。
 
シャンプー後、縮毛とクセの具合、梳かした時の自然な流れやうねり具合の確認

 

今回のお客様は、顔まわりはやや細毛、後ろに行くつれてクセが強くなり、後頭部は左右非対称の縮毛が混じっていて、ネープは立ち上がりやすいクセ毛。カラーリングによるダメージ。骨格は日本人の一般的な感じ、つむじの流れは強くないです。
 
 


ブロッキング
今回は、顔まわりの細毛ゾーン、(トップ、ハチ)、耳上ゾーン、後頭部右、後頭部左、ネープでブロッキングします。
 
 


薬剤選定
 
今回は強さの違う6種類の薬を塗り分けていきます。
1、超弱 
2、弱 
3、矯正弱 
4、矯正 
5、矯正強
6、矯正強強

 

 強← トリートメント効果  →弱
           
           
           
           
           
           
 弱← クセを伸ばすチカラ →強

 

 薬剤塗布
 
ネープ、後頭部左、耳上、トップ、ハチ、顔まわり、の順番で塗布します。
 
*Point : ゾーンによって伸ばし具合を調整するので、根元、中間、毛先で別の薬剤を塗布します


ネープ
量が多く立ち上がりやすいのでしっかり伸ばしたいのですが、伸ばしすぎるとカット後なじみにくく不自然な感じになりやすいので、根本の立ち上がりを抑えながら毛先が柔らかくなるように、根元6、中間毛先3を塗布。
 
 


後頭部左
ジリジリ感が強く膨らみやすい部分なので、しっかり伸ばしたいのですが伸ばしすぎるとボリューム感もなくなりぺったりした不自然さが出てしまうので、手触りを滑らかにしながらボリューム感を残せるように、根元1、中間6、毛先2
 
 


後頭部右
後頭部左に比べるとジリジリ感はやや弱いのですが大きくうねるので、うねりを抑えながらボリューム感を残せるように、根元1、中間5、毛先3
 
 


耳上
耳上はジリジリ感は無くうねりと余計な膨らみが気になります。伸ばしすぎてぺったりしないよう自然なストレートにしたいので、根本中間4、毛先2
今回は左右同じぐらいのクセなので同じ様に塗布をします。
 
 


ハチ
ボブ系のスタイルはハチの張りを押さえた方がバランス良く見えるので、根本はボリュームを出さないように根本ギリギリから塗布、中間毛先は自然さを残せる様に、根元5、中間毛先2
 
トップ
トップ、分け目がペッタリするとスゴく不自然さが出てしまうので、あえて根本の1.5〜2cm開けて、根元中間3、毛先2
 
顔まわり
後ろに比べると細毛でクセも弱いのですが、生え際の隅部は特に細く、もみあげは意外としっかりしたクセ毛なので、特にダメージが出ないように注意して、123の薬剤を部分的に塗り分けていきます。

薬剤は髪に塗布した瞬間から反応し始めるので、塗り始めから塗り終わるまで短時間(約10分)で塗布します。
 
10分放置
 ↓
中間水洗
 ↓
ドライ
 ↓
アイロン
*つむじの流れを意識しながら、自然な丸みを出せるようにアイロンしていきます。
 ↓
2剤塗布
 ↓
放置
 ↓
リンシング
 
施述途中の写真がなくてスミマセン。

ハンドブロー
ドライヤーで簡単に乾かしただけですが

伸ばし具合を調節することで後頭部のボリューム感を残し、ネープが馴染む、ハチの張りを抑えた程よい状態になります。

ちゃんとブロー
 
仕上げにアイロンを使わなくてもこのぐらいの仕上がりになります。